交際相手が興信所を使ってきた場合の対処法やその後の対応を紹介します。

興信所の調査に気づくことはできる?交際相手が使ってきた場合の対処法やトラブル

浮気や不倫など興信所による調査に気付けるかは、環境と調査員の腕によって変わります。
調査される側の人が第三者から尾行されることを警戒していなければ、よほど腕の悪い調査員だった場合を除いて気付けないでしょう。

 

警戒している状況でも人通りが多い場所や遠くから監視しやすい環境であれば、プロの尾行に気付くのは困難です。
人気が少ない場所や車による尾行は、気付ける可能性が高くなります。

 

興信所(プロ)の特徴

地味な服装で尾行をする調査員の男性

 

ドラマやマンガでは帽子を深く被ってサングラスをした調査員が尾行するシーンをよく見ますが、実際の興信所(プロ)は地味な格好をしています。
無地のユニクロ一式が定番スタイルのひとつで、年齢や季節に合った無難な服装を選ぶのがセオリーです。

 

また、調査員は2名以上で動くのが一般的で、大手興信所の浮気調査は男女ペアでチームを組んでいるケースが多いです。
男女それぞれの調査員がいることでカップルが多い場所や、客層に性別の偏りがある場所(女性の場合は化粧品売場など)でも怪しまれません。

 

また、2名以上のチームで動く場合は接近して尾行する調査員と裏口の使用などへ備え離れて行動する調査員を定期的に入れ替えることがあります。
周辺に同じ人物がいないか警戒するだけでは、興信所による調査に気付くことはできません。

 

興信所による調査を懸念している方は、人通りが少なくて隠れる場所が少ない場所を織り交ぜたデートプランにするとよいでしょう。

 

気付く手段

 

興信所は気付かれずに調査するプロですので、尾行を警戒することだけに執着してはいけません。
もっとも手っ取り早く気付く方法は、依頼者になる交際相手のスマホをチェックすることです。

 

昨今はLINEを活用したリアルタイム報告サービスや相談サービスが普及しているので、着信履歴やメールだけではなくLINEも確認するとよいでしょう。
あえて興信所の事業者名は使わず個人名のアカウントを使っていることが多いです。メールやLINEはメッセージの内容まで確認することが大切です。

 

このほか、盗聴器やGPS発信器を活用して調査されているケースがあります。
本格的な調査をされることに不安があれば、自分自身も興信所へ相談して盗聴器が仕掛けられていないかなどの調査を検討するとよいでしょう。

 

調査する側のプロへ相談すれば、個別の事情を踏まえた警戒ポイントや対処法など適切なアドバイスをもらえます。

 

興信所を使われた時の対処法

 

交際相手や配偶者が興信所を使う理由は、法的な効力がある決定的証拠を得る目的が圧倒的に多いです。
実際に慰謝料請求するかは別として、話がこじれた際や浮気をした事実が判明した際の手札を持っておこうと考える方がたくさんいます。

 

興信所を使われた時の対処法でもっとも効果的なのが、シティホテルなどへ別々に出入りすることです。
相手が特定されているなど浮気・不貞行為をしているのが明らかな状況でも、一緒にホテルへ出入りしている姿がなければ法的証拠になりません。

 

夫婦喧嘩イメージ

 

言い逃れができない状況であっても、法的効力のある証拠を撮られていない自信があれば、シラを切り続けるようにしてください。

 

早めに縁を切る必要性

 

嫉妬や被害妄想、直感などで交際相手の浮気を疑うのは珍しいことではないですが、高額な費用をかけて興信所へ調査依頼する人は予想外の思惑や目的を持っている可能性があります。

 

特に結婚をしていない交際段階のカップルが興信所を使うのは珍しい事例です。
既婚者が興信所を使って調査しているケースでは、証拠を掴んだ際に離婚および慰謝料請求までする意思が固まっている可能性が高いでしょう。

 

いずれにしても興信所を使って調査をされているのであれば、証拠を掴まれるかは別にして後々トラブルへ発展するリスクが高いです。
浮気相手との関係を断ち切るなど交際相手と上手く付き合う選択肢のほかに、トラブルへ発展する前の段階で別れてしまうことも検討してみるとよいでしょう。

 

なお、人によっては結婚前の信用調査など、不安を断ち切る目的で興信所を使う需要があります。
立派な家柄や過保護に育てられてた人は、本人ではなく親からの依頼で興信所を使っているケースもあります。

 

状況によって適切な対処法が異なり、興信所への調査依頼がネガティブなこととは断言できません。
まずは相手が興信所を使っている目的と理由を考えてみてください。